書き方ガイド

寄せ書きで使ってはいけないNGワード集 — 忌み言葉と気をつけたい表現の言い換え一覧

寄せ書きで使うと失礼になる「忌み言葉」「重ね言葉」「ネガティブ表現」を、結婚祝い・卒業・退職・お見舞いのシーン別にまとめました。NGワードと、その代わりに使える言い換えも一緒に解説します。

寄せ書きを書くとき、気持ちはこもっていても、知らずに「忌み言葉」を使ってしまい、見る人によっては失礼に映ることがあります。特に結婚祝いやお見舞いの寄せ書きでは、慣習として避けるべき言葉がいくつもあります。

この記事では、寄せ書きで避けるべきNGワードを、シーン別に整理してまとめました。「これはダメ」だけでなく「代わりにこう書けばOK」の言い換え一覧も合わせて紹介します。

どのシーンでも避けたい一般的なNGワード

まず、シーンを問わず寄せ書き全般で気をつけたい表現を整理しておきます。

ネガティブな印象を与える表現

  • 1. 「死ぬ」「死亡」「殺す」など

    → 直接的な死の表現は、お祝い・節目の寄せ書きには不向き。 NG: 「死ぬほど好き」 OK: 「とても好き」「心から好き」

  • 2. 「終わる」「終了」

    → 永遠の終わりを連想させる。 NG: 「3年間が終わって寂しい」 OK: 「3年間の節目を迎えて寂しい」「区切りを迎えて」

  • 3. 「失う」「失敗」「滅びる」

    → 喪失や敗北を連想する表現は避ける。 NG: 「失った時間が惜しい」 OK: 「過ごした時間が大切」

結婚祝いの寄せ書きで絶対NGの忌み言葉

結婚祝いは、最もマナーが厳しい寄せ書きシーンです。「切れる」「別れる」を連想させる言葉と、再婚を連想させる「重ね言葉」が二大NGです。

切る・別れる系(縁切りを連想)

  • 4. 「切る」「切れる」

    NG: 「ケーキを切るのが楽しみ」「縁を切らないで」 OK: 「ケーキ入刀の瞬間が楽しみ」

  • 5. 「別れる」「離れる」

    NG: 「もう離れて寂しい」 OK: 「物理的な距離はあっても、いつでも繋がってる」

  • 6. 「破る」「破れる」

    NG: 「約束を破らないで」 OK: 「約束を守ってくれてありがとう」

  • 7. 「割れる」「崩れる」

    NG: 「友情が崩れないように」 OK: 「いつまでも変わらない友情で」

  • 8. 「冷める」「飽きる」「逃げる」

    NG: 「気持ちが冷めないように」「逃げないでね」 OK: 「ずっと変わらない気持ちで」「最後までやり遂げてね」

重ね言葉(再婚を連想)

  • 9. 「再び」「再度」

    NG: 「また再び会える日を」 OK: 「いつかまた会える日を」

  • 10. 「重ね重ね」「重ねて」

    NG: 「重ね重ねおめでとうございます」 OK: 「心からおめでとうございます」

  • 11. 「たびたび」「いろいろ」「次々」

    NG: 「たびたびお世話になりました」 OK: 「これまでお世話になりました」「いつもお世話になりました」

お祝い系全般で気をつけたい表現

  • 12. 「最後」「終わり」

    NG: 「最後にもう一言」「これで終わり」 OK: 「最後に」を「結びに」に言い換える

  • 13. 「もう」「これでもう」

    NG: 「もう会えないのかな」 OK: 「またいつか会える日を楽しみに」

  • 14. 「いっぱい」を意味する「数多い」「多々」

    結婚祝いでは「重ね言葉系」と見なされる。 OK: 「たくさんの」「数えきれないほどの」

卒業・引退の寄せ書きで避けたい表現

卒業・引退は「別れ」のニュアンスがある場ですが、それでも「永遠の別れ」を連想させる表現は避けて、「次への門出」のトーンで書くのが基本です。

  • 15. 「さようなら」「お別れ」

    NG: 「お世話になりました、さようなら」 OK: 「これまでありがとうございました、また会える日を楽しみに」

  • 16. 「消える」「消えていく」

    NG: 「思い出が消えないように」 OK: 「思い出を心に残して」

  • 17. 「最後の◯◯」

    NG: 「最後の卒業」(重複でおかしい上に、終わりを強調) OK: 「3年間の集大成として」

退職・送別の寄せ書きで避けたい表現

  • 18. 「お別れ」「サヨナラ」

    NG: 「お別れですね、寂しいです」 OK: 「ご退職、お疲れさまでした」「またご一緒できる日を」

  • 19. 「もう戻ってこられないんですね」

    NG: 戻ってこない前提を強調する表現は失礼。 OK: 「新しい場所でのご活躍を」

  • 20. 退職理由への踏み込み

    NG: 「リストラ大変だったね」「辞めて正解」など OK: 退職理由には触れず、「これまでありがとうございました」「ご活躍を」だけで構成

還暦・長寿祝いで避けたい表現

  • 21. 「お年でしょうから」「もう歳ですから」

    NG: 年齢を強調しすぎる表現。 OK: 「これまでのご活躍に敬意を表します」

  • 22. 「あと何年元気でいられるか」

    NG: 寿命を意識させる表現。 OK: 「これからも健やかな日々を」

  • 23. 「もう仕事はしないんでしょう」

    NG: 現役世代の60歳には失礼。 OK: 「これからも変わらずご活躍を」

出産祝いで避けたい表現

  • 24. 「早く戻ってきて」「待ってます」

    NG: 産後ママへの復帰プレッシャー。 OK: 「ご自身のペースで」「落ち着かれた頃に」

  • 25. 「次の子も楽しみ」「兄弟がいるといいね」

    NG: 次の出産を匂わせる表現。第二子の計画は本人だけが決める。 OK: お子さんのお祝いに集中。

  • 26. 「母乳で育てて」「自然分娩がいいよ」

    NG: 育児方針の押し付け。 OK: 「ご自身のやり方で」「子育てを楽しんで」

お見舞い・回復祈願で避けたい表現

病気の方やケガの方に贈る寄せ書きは、結婚祝いと並んでマナーが厳しい場面です。次の言葉は絶対に避けてください。

  • 27. 「重ね重ね」「再び」

    再発を連想する重ね言葉は厳禁。 OK: 「心から」「ぜひとも」

  • 28. 「四・九」を含む数字

    「死」「苦」を連想する数字(4本・9本など)は避ける。 OK: 5本・10本など。

  • 29. 「終わる」「枯れる」「散る」「倒れる」

    病状悪化を連想する言葉は厳禁。 OK: 「元気で」「お元気な姿を」

  • 30. 「頑張って」

    病気の方にとって「頑張れ」はプレッシャー。 OK: 「無理せず」「ゆっくり休んで」

迷ったときの「言い換え」一覧

うっかり書きそうな表現と、その安全な言い換えを一覧でまとめます。

  • 「切る」→「区切る」「分ける」「カット」
  • 「終わる」→「節目を迎える」「ひと段落」
  • 「最後」→「結びに」「締めくくりに」
  • 「死ぬほど〜」→「とても〜」「心から〜」
  • 「重ね重ね」→「心から」「ぜひとも」
  • 「再び」→「いつか」「またの機会に」
  • 「もう」→「いつか」「これからも」
  • 「お別れ」→「節目」「次のステップ」
  • 「逃げる」→「やり遂げる」「乗り越える」

迷ったときの最終チェックリスト

  1. 「終わり」「最後」「別れ」を匂わせる言葉が入っていないか
  2. 「切る」「破る」「割れる」など、結婚の場では分裂を連想する言葉がないか
  3. 「重ね重ね」「再び」など、重ね言葉が入っていないか
  4. 「お年でしょうから」など、相手の年齢・状況を限定する言い回しがないか
  5. 「頑張って」など、相手にプレッシャーをかける表現がないか

ここまで厳密にチェックしなくても失礼にはなりません。「心からお祝いの気持ちを伝える」が一番大事です。ただ、結婚祝いとお見舞いの2シーンだけは、忌み言葉のチェックを徹底することをおすすめします。

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よくある質問

Q. 結婚祝いで「切る」を本当に全部避けるべきですか?
A. 厳密に言えばYESですが、現代の感覚では、若いカップル同士の友人寄せ書きならそこまで気にしなくて大丈夫です。気をつけるべきは、新郎新婦のご両親・主賓・上司が見る可能性が高い場合(結婚式当日に渡す場合など)。フォーマルな場では徹底して避けましょう。
Q. うっかり忌み言葉を書いてしまった場合、書き直すべきですか?
A. 気づいた段階で書き直すのが理想ですが、寄せ書きは「気持ち」が最優先です。一文書き直すことで色紙全体のレイアウトが崩れる場合は、無理に書き直さなくても問題ありません。本人がそれで「失礼」と感じることは、現代ではほぼありません。
Q. 幹事として、メンバーにNGワードのルールを伝えるべき?
A. 結婚祝い・お見舞いの場合は、依頼文に「重ね言葉・忌み言葉は避けてくださいね」と一言添えるのが親切です。卒業・誕生日・退職などの場面では、そこまで厳密に伝える必要はありません。「ネガティブな話題は避けて」程度で十分です。
Q. Okurunでは忌み言葉のチェック機能はありますか?
A. 現在Okurunに自動チェック機能はありませんが、入力前に当記事を一読していただければ、ほとんどのNG表現は回避できます。気になる場合は、書いた後に画面で見直してから送信ボタンを押す習慣をつけてください。

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